【MDCチャンピオン決定戦2戦目使用構築】雨スイッチ
多少色々あったのと貰った構築でしたので記事の公開の許可をいただくのとで少し時間がかかってしまいました。
トーナメントからチャンピオン決定戦まで1週間しかなかったので流石に3つパーティー作るのは厳しいということで、ポケサーの先輩が半年ほど前にこのパーティーを使っていたのを思い出しパーティーをいただけないかと頼んだところ快く協力をいただけました。
以前からキノガッサ入りの雨パは作りたいと考えていましたが、どうにも自分の組み方だと耐久があるモロバレルの方がパーティーに入ってきやすくなかなかうまく組めませんでした。
以下個別解説
197-×-96-156-120-67
特に言うこともない最遅冷静HC。BW2に入って習得したことでしばらくは流行っていたが現在では選択肢の1つ程度であるてだすけを入れて瞬間火力を強化する、いわゆるコンセプトの1つと言えるのはないでしょうか。
151-×-115-147-150
これも言うことのないおくびょうCS個体。最近はスカーフグドラばかりでミラーの際にスカーフでないグドラを動かすかことはないので一応非雨下である程度動けるようにとのSの確保。
・クレセリア
222-×-158-115-165-81
HP2n
H16n-2
H6振りマンダ最低乱数以外で1発
A204鉢巻バンギ噛み砕く確定耐え
サザンドラの悪の波動でオボンを発動しやすくするためD無振り
175-205-125-×-128-22
H16n-1
トリル後に上から殴る際の火力は実に圧倒的で使っていて楽しかったです。
現環境ではハッサムメタの炎技がどこから飛んでくるかわかりませんし、非トリル下でも強引に動けるようにオッカを持たせてもいいかもしれませんね。
135-182-100-×-81-134
H8n-1
今回使いたかった主なポケモン。耐久が薄く動きにくかったり、妙な所にラムを持っているポケモンがいたりで、そこまで動きやすくはなかったですが、うまく催眠を複数回ばら撒ければどんな局面からでもワンチャンスを作ることが出来、そのスペックの高さには舌を巻かされました。
167-×-111-194-110-150
大文字でH252D116メタグロスを下2つ以外で1発
H252シュバルゴを雨大文字で確定1発
C182珠流星群耐えFCロトムを悪の波動で確定2発
シュバルゴが流行っていた時期に作られたパーティーなのでこのような配分となっています。今の環境ではランドロスに上を取るためにおくびょうにした方がいいかと思いましたが、トリル下で相手の高速アタッカー相手に動いていくこともあるだろうしこれでもいいかなと思いひかえめのままで運用しました。
およそ半年前に非常に流行っていたシュバルゴ入り雨スイッチの完成系ではないかなと思っています。この完成度の高さを見越してパーティー案をもらったわけですが()
現在の環境で多い手動晴れ+噴火ヒードランはトリル下ではなすすべもないためあまり環境には刺さっていないとは思いましたが、パーティーの完成度と火力からどんな環境でもある程度戦っていける力はあると確信しました。
命中不安定な技を連発しなければならないため使っていてある程度ストレスが溜まりましたが、構築全体のパワーが高いため1発や2発外しても何とかなる試合が多く、勝率も8割から9割はありました。
以下MDCチャンピオン決定戦2戦目のログ
もうだめださんのパーティーはユキノオー、クレセリア、サザンドラ、ヒードラン、ランドロス、ローブシン
最近見たような気がするなと既視感に襲われながらも流行りの噴火スイッチだろうなと凡そ見当をつける。後に聞いた話によるとアリーナオフで準優勝したばかりの親玉さんの使っていた構築だったそうですね。
色々考えてもどうにも苦しかったですが、トリックルーム下で天候を取り、ニョロトノとシュバルゴを並べられればこちらの勝ちが確定すると言うビジョンは見えていましたが、自分でトリックルームを貼るのはどうにも厳しいななどといろいろ考えているうちにこんがらがって来たので、相手のユキノオーは初手には来ない読みで初手ニョログドラにすることにしました。
こちらのパーティーはニョログドラ以外の4匹に炎弱点が2匹、ドランにほとんど打点がないポケモンが3匹と非常に刺さっていましたので手動晴れもありそうなこのパーティーならドランを選出してくるかなというのと天候合戦のためにユキノオーが出てくるかなと選出には見当をつけていました。
1T目
対面ニョログドラ VS クレセサザン 天候:雨
初手対面から非常に悩む。流石に雨相手に初手からスカーフサザンを投げてくると言うこともないだろうし、かといって霰パに襷サザンがいるとも思えないのですが、この時ハバンサザンドラのことは頭から抜けていました。
サザン方向に龍技を打つヒードランが受けに出てくる可能性もあるが、こちらがだくりゅうを打っていた場合出落ちとなる。水技2つを集中してもクレセリアは振り方と持ち物次第では落ちない。という2点からまもるトリルから入ってくるのではないかなと考えたことと、先に書いておいたようにトリル下で天候を取りつつニョロトノとシュバルゴを並べられればほとんど勝ちが確定するという考えの中、早くこんな緊張した試合から解放されたいという焦りからピンポイント読みを決めようと考えキングドラの裏からシュバルゴを投げることにした。
クレセリア→ユキノオー
サザンドラ→守る
2T目
対面 ニョロトノシュバルゴ VS ユキノオーサザンドラ 天候:霰
天候は取られ対面も非常に不利と早くも負けが濃厚。とはいえこのまま手を拱いて負けを認めるわけにはいかないので散々考える。
ニョロトノを早く引いて天候を取り返したいのでシュバルゴもサザンドラに縛られており普通に考えて動けない状況なのでシュバルゴは守らせ、裏にはキノガッサとキングドラなのでガッサは出せず、ニョロトノをキングドラに交代させるのが1番安定する行動ですが、読まれてキングドラを落とされると本当に無常試合終了の音が聞こえるので放置される可能性、だいもんじを避ける可能性まで考慮しシュバルゴを動かすことにする(一戦目であれだけ避けておいてまた技外しにかけるとは何事かと言われそうだが)。
普通にシュバルゴが落とされれば裏からニョロトノを投げ、天候を取りグドラを場に出せるので対面だけはある程度有利に持って行け、交代読みでグドラに集中された場合はユキノオーを落として天候を永続で取れると考えニョロトノ交代シュバルゴはノオーにアイアンヘッドと決める。
ユキノオー→ふぶき
3T目
対面 ニョロトノキングドラ VS ユキノオーサザンドラ 天候:雨
S順から相手のノオーのスカーフが割れる。
裏に恐らく控えているであろうヒードランを捨てに出しに来るかクレセリアをクッションに展開などしつつユキノオーで天候を再び取りに来ると予想、天候を取られるとほぼ負けなのでここはニョロトノを引きつつグドラで水技を打つべきでした。
4T目
対面 キノガッサニョロトノ VS ユキノオーサザンドラ 天候:雨
ユキノオーがなぜか突っ張ってくれたので雨下でキノガッサを襷を残したまま登場させられ非常に動きやすくなりました。ここは対戦後もうだめださんもプレイングミスと仰っていました。
ユキノオーが突っ張ることを考えるとマッハパンチを打たざるを得ない場面ですが、ここは天候を取りガッサの襷を削るためユキノオーは引いてくると確信し、ユキノオー方向へキノコのほうしを選択、サザンドラはこの場面正直腐っていて相手も一度引いてCの下降を解いておきたい場面なので両交代もあり得ると考えこちらからヒードランが出てきた場合かなり厳しくなるのでハイドロポンプを打ちこんでおく。サザンドラがそのまま行動してきた場合1度ハイドロポンプを入れておけばキノガッサのマッハパンチ圏内に入るのでどうせ1撃では倒せないれいとうビームを打つ意味もありませんでした。
ユキノオー→クレセリアへ交代
サザンドラ→守る
キノガッサ→交代で出てきたクレセリアへキノコのほうし
5T目
対面 キノガッサニョロトノ VS クレセリアサザンドラ 天候:雨
キノガッサはサザンドラ方向にキノコのほうしを撒くのが安定の場面。ニョロトノはクレセリアを削るためにハイドロポンプを選択。特に考えることはない場面
ニョロトノ→ジュエルハイドロポンプをクレセリアへ、6割近く削れる
クレセリア→ねむっている
6T目
対面 キノガッサニョロトノ VS クレセリアユキノオー 天候:霰
ユキノオーはこのターンは確実に眠っているためクレセリアへ種マシンガンとサザンドラ交代に備えてれいとうビームを集中
ユキノオー→眠っている
キノガッサ→クレセリアへ種マシンガン 3発当ててクレセリア死亡
クレセリア死に出しサザンドラ
7T目
対面キノガッサニョロトノ VS サザンドラユキノオー 天候:霰
耐久に振ってあるサザンドラでも霰で削れているので手助けマッハパンチで倒せると判断。ラスト1匹はまだ見えていないがおそらくヒードランなので。てだすけマッハパンチを読んでサザンドラに守られる読みでユキノオー方向へマッハパンチを打っても裏からヒードランが出て来てそのまま処理が1手遅れて負けるのでユキノオーにはこの際最長睡眠を引いてもらうしかないとサザンドラへてだすけマッハパンチを打ち込む
ユキノオー→ねむっている
8T目
対面 キノガッサニョロトノ VS ヒードランユキノオー 天候:霰
ノオーはスカーフなのでガッサでマッハパンチを打ちこみニョロトノでヒードランの攻撃を耐えてハイドロポンプを当てれば勝ちの場面。急所か外しがなければこのまま勝てると確信。
ヒードラン→噴火 ガッサ死亡 ニョロトノ6割ほどあった体力が赤ゲージ
途中かなり苦しい場面がありましたが、キノガッサで交代読みほうしをばら撒くことでなんとか勝利をもぎ取りMDCチャンピオンになることが出来ました。
調整に付き合ってくださった皆さん、構築をくださったぷらずま先輩本当にありがとうございました。